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2011年9月 8日 (木)

癒しの場所

今日も日陰は大変涼しく、朝は半袖では寒いくらいに感じました。
こう一気に季節が進むと、毛糸で編むのも苦じゃないけど、でも、お仕事の作品が完成してから、モチベーションが下がったまま。
編み物はまるで進んでません。

そんなんで、今日は、本の話。

息子の小学校の図書ボランティアを昨年からやらせていただいてます。
主な仕事は、本の整理と修理。
私が小学生だったウン十年前は、小学校の図書室に専任の司書の先生がいて、当時、通っていた小学校にも、若くてきれいな女の“図書室の先生”がいらっしゃいました。
図書委員をしていた私のあこがれのとても優しい先生でした。
その頃の私の夢は、図書室の先生になること。
大好きな本に囲まれてのお仕事ができたら、なんてステキなんだろうと思っていました。
様々な事情で、その夢は断たれてしまいましたが、今、ボランティアとはいえ、小学校の図書室で、本の整理をしていると、幼い頃のはかない夢が、ほんのちょっとだけ叶えられたようで、幸せな気分になります。

一昨日も、図書ボランティアの活動日でした。
少し遅れて図書室に入ると、3年生の一クラスが、本を貸りているところで、図書室の中に、いつもより少しにぎやかな声が飛び交っていました。
本の整理を始めた私の側を、女子が2人、「何貸りようか・・・」とブツブツ言いながら通り過ぎます。
ちょうど、そこの棚で、「ノンちゃん雲にのる」を見つけた私は、
「これどう?おもしろいよ。」
と、聞かれてもないのに、そのおすすめの本を手渡しました。

不思議そうな顔して、それでもその子は受け取ってはくれましたが、どうやら貸し出しはしなかったようです。

私は、少しドキドキしていました。
そして、同時に、子どもの頃の夢を思い出し、ひとりニタニタ笑っていました。

小学生の私は、図書室の本の香りの中で、並ぶ背表紙を目で追いながら、ぼーっと過ごす時間が何より好きでした。
放課後、図書室の先生と、いろんなおしゃべりをしながら、校舎の一番高い窓から見た海。
様々な本に出会えた喜び。
図書室は、私にとって、心安らぐ癒しの場所でした。

ここ数年、児童書に触れる機会が多いので、自然読む本も岩波少年文庫のエンデやリンドグレーン、などを読み返したりしています。
夏休み中に、メアリー・ノートンの「空飛ぶベッドと魔法のほうき」、そしてエンデの小作品「魔法の学校」、富安陽子の「ほこらの神様」、息子が読んだ「ドリトル先生アフリカゆき」などを楽しく読みました。

特にロフティングの「ドリトル先生」シリーズは、小学生の頃、何冊か読んだのですが、この1作目の「ドリトル先生アフリカゆき」は、読んだ覚えがなくて、へえ~、ドリトル先生のバックグランドってこんなんだったのか・・・と再認識。
しかも、このシリーズの訳者が、郷土出身のあの井伏鱒二だということを今回始めて知り、今更ながらに少し驚いたりしました。

「床下の小人たち」の作者であるメアリー・ノートンは、子どもの頃には読んでいませんでしたが、今回読んだ「空飛ぶベッドと魔法のほうき」も、「床下の小人たち」同様、楽しい空想の世界と、人と人の関わりについてちょっと考えさせられるところもあり、なかなかおもしろい話でした。

子どもの頃に読んだことのある本も、大人になって読み返すと、新たな発見があったり、作者の深い想いに気付いたり・・・ということもあって、おもしろさ倍増。
児童書の深さについて、どこかの何かで読んだ事ありますが、大人の小説にはない奥の深さがあると思います。

でも、やっぱり、子どもたちに読んでもらいたいな。
子どもにしかわからないおもしろさがあると思うし、心の糧になればいいなあ~~と思います。


叶わなかった子どもの頃の夢が、息子のおかげで、別の形で叶ったことに感謝。
小学校の図書室にいるだけで、かなり幸せな気分になれたのでした。



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コメント

taeneeさん、おはようございます(^^)
ほいほい、児童書好きのわたしが通りますよ~~~(笑)
ドリトル先生も好き!!児童書には、読むたびに深い感動と新しい発見がありますよね。共感。
そして、岩波の少年文庫はやっぱりいいものが多いような気がします。
うちの娘は、メアリーポピンズのシリーズを読んでいるところです。

図書室ボランティアもお疲れ様でした!

>叶わなかった子どもの頃の夢が、息子のおかげで、別の形で叶ったことに感謝。

子どものおかげで自分の人生をすこーしだけやり直せる、っていう体験、私もたくさんあります。ありがたいですよね。
子どもを授かったこと、育児できる幸せを、心から感謝しなくちゃいけませんね(すぐ忘れてガミガミ怒鳴ってますけど…thunder

asaponnさんへ。
いらっしゃい!!児童書愛好家連盟にようこそ・・・(勝手に入会させちゃった!!笑・・・)
ほんと、岩波少年文庫、いいですよね~~。
奥深いわあ~~。
メアリー・ポピンズも、読んだはずだけど、忘れてるわ~。再読してみよう~っと。

私も、普段は、感謝など忘れて、怒ってばかりですけどね。
でも、図書室って、ほんと、好きです。
asaponさんの読書記事も、また楽しみ・・・heart04

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